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時々ね、思うんですよ。
女として、人間として生まれたくなかったと。
「女として」というのは若い女ってだけでなんでもなめられるしたまに気持ち悪い目線を感じたり過去にストーカーみたいなのに遭ったりしたから。
何にもできないとか思われてるんだろうなって考えると殺意しか湧かないしてめーの思い通りになると思ってんじゃねーぞって気持ちにもなる。
でも女じゃないと持てなかった感情とか思考とか、そういうものには感謝しています。
偏見がなくなりつつあるとは言えども、メイクとかヒールとかスカートとか、女性の特権のようなものは好きです。
「人間として」というのは、生きてるだけでお金がかかってるから。
何をするにも金、金。
新しい命を授かって育てるのにも、大学に行くのも、食べ物を得るのも。ぜーんぶ。
すべて金がないと生きていけない。でも死ぬのも止められる。
私は生まれたくてこの世に生まれたわけじゃないのに全てを強いられる。
でもたまに、母のことを思うとそんなことも言えなくなって。
母は私が生まれた時に少しでも喜んでくれたのだろうか。
死にたいとは思わなくなったけど、生きるのが面倒なので機会があれば永眠したいね。